この夏、和の手づくりで爽やかに 30分で売り切れ!人気の秘密がわかります!朝市工房布ぞうりの「福ふく」を訪ねて

手づくりタウンスタッフがチャレンジ 「福ふくぞうり」を作ってみました。

その1 道具と材料のご紹介

体験イベント用のキット

材料は、ちょうどゴールデンウィークに青森市で行った体験イベント用のキットがありました。

鮮やかなグリーン

鮮やかなグリーンを選びました。
土台用の布は、伸縮性のあるコットンの端切れをカッターでカットしたもの。10ミリのPPロープ。鼻緒は、すでにPPロープをキルト綿とコットン生地でくるみ縫いしてあります。

着古したTシャツやジャージの端切れ

土台用布は、着古したTシャツやジャージの端切れです。カッターで1本ずつカットされます。

端切れの拡大

端切れの拡大。伸縮性があるとしっかりと編めて、履き心地が良くへたらない草履になるそうです。

編み台

「編み台」と呼ばれる、足の代わりになる器具です。低い位置で使うよりも身体への負担が軽くて済みます。テーブルに固定ボルトで締め付けて、椅子に座って製作します。
(日本ヴォーグ社の本「布ぞうりみんなで楽しむ!」の52ページ、または「布ぞうりの本」の27ページでは、他の方法もご紹介しています。)

お針箱には、待ち針、木綿糸、木綿針、かぎ針、千枚通し

お針箱には、待ち針、木綿糸、木綿針、かぎ針、千枚通し。

PPロープはやや平たい10ミリで、230センチ

PPロープはやや平たい10ミリで、230センチ。これは、他の布ぞうりとはかなり違います。どこで買うのかというと、農業用で新郷村では普通に手に入るようです。まず、真ん中に印を入れます。

端から35センチに両端とも印

次に、端から35センチに両端とも印を入れます。

2本のロープを印の所で折り曲げて、洗濯ばさみで止め

中心と35センチのところの3ヶ所の印を揃え、中心のロープを下に置き、残り2本のロープを印の所で折り曲げて、洗濯ばさみで止めておきます。

その2 いよいよ編み始めます!

台にロープを掛けます

台にロープを掛けます。外側に周ったロープがぞうりの外側に、中の4本が足で踏まれる部分です。普通は中のロープは2本が多いようですが、「福ふく」は4本が特徴です。その分、丈夫になるのです。

つま先部分から編み始めます

つま先部分から編み始めます。下に垂れ下がっている布は18センチ残しています。ここまでの手順は、キットの中に入っている説明どおり。手が慣れず、加減もわからず、ギクシャクしながら進みます。「初めてにしては、上手い。」とお褒めのお言葉をいただきましたが、おだてるのが上手いと思いつつ…

職人頭は1本目終了

隣を見ると、すでに職人頭は1本目終了。美しい!

この辺りまで行かないと、終わらない

この辺りまで行かないと、終わらないのだな…

右外:ロープの上から巻きつけ。右中:上。左中:下。左外:上から巻きつけ。

(右から左の場合)右外:ロープの上から巻きつけ。右中:上。左中:下。左外:上から巻きつけ。左から右は、この逆です。編み始めは…。ごめんなさい、ここでは内緒です。

味がある

小坂さんのものと見比べないでほしい。味があると言ってほしい。

土台布を木綿糸で縫い繋ぎ

土台布を木綿糸で縫い繋ぎながら、同様に編んでいき、12センチ程度のところで、台に掛けたロープを1本の爪にまとめます。こうすると、この先が徐々に細くなるわけです。

>美しい小坂さんの編み方

美しい小坂さんの編み方。「だって、いいものを作りたいですからねぇ。」手芸店にぶら下がっていた作品見本と比べると、「福ふく」の草履は密度が倍くらい高いような気がします。

才能あるかな?味があるかな?

才能あるかな?味があるかな?

型紙で確認すると

型紙で確認すると、偶然か!? ぴったりだ。

店長のご主人

店長のご主人様が、工房のマネージャー役です。「副ふく」の布ぞうりは、購入されたお客様の声に応える形で改良を重ねてきたとのこと。このときも、メールをチェックして「○○○だそうだよ。○○さんから。」と、店長たちに伝えていました。

草履に見えてきました

なんか草履に見えてきましたよ。台からロープをはずします。

完成間近

ロープを順番に引っ張ると、嬉しい!完成間近です。

引っ張る順番が大切

引っ張る順番が大切です。

サイズは25センチ

サイズは25センチ。いつもは、26の靴ですが、ちょっと小さ目がお薦めです。

かぎ針で、残した布を引き抜き

かぎ針で、残した布を引き抜きます。

かかとを作る

かかとを作っています。

>かかとが少し高い

かかとが少し高くなっています。

職人頭のものと並べる

職人頭のものと並べると、味が付きすぎでしょうか…

味ある片方が編めたところで、お昼ご飯をいただきました。

ウドの芽の天ぷら ラッキョウ、ミョウガのお漬物 食材の山菜
■ウドの芽の天ぷらです。 ■ラッキョウ、ミョウガのお漬物。 ■食材の山菜です。朝市で販売もするそうです。布ぞうりも朝市で売る感覚のようです。

山菜

■山菜はそこらで採れて、布ぞうりはそこらの人で作って。
でも気持ちがこもっています。そして、お客様がどう感じたかが気になるのです。

その3 完成間近!仕上げです

鼻緒

ヘルシーなお食事をいただいたら、すぐに鼻緒にとりかかります。
鼻緒職人の小崎こよさんが作った鼻緒の中から、高橋店長が見立ててくれました。

布をかぎ針で裏に引き抜き

布をかぎ針で裏に引き抜きます。

つま先から3.5センチ、差し込む所は内側2本のロープを割って通し、きつめに結びます

位置はつま先から3.5センチ、差し込む所は内側2本のロープを割って通し、きつめに結びます。

鼻緒のかかと側の付け位置は、全体の1/4の所

鼻緒のかかと側の付け位置は、全体の1/4の所です。

つま先と同様に2本のロープを割って通します

裏に通したところです。つま先と同様に2本のロープを割って通します。

2段上から底に向けて引き抜きます

脇から表に持ってきて、最初に通した編み目より2段上から底に向けて引き抜きます。

端を糸で閉じて完成

底で結んだら、端を糸で閉じて完成です

福ふくぞうりの仲間

福ふくぞうりの仲間に入れてもらいました。おしゃべりしながら、4時間でした。小坂職人頭は、2時間で1足分を美しく仕上げます。

福ふくぞうり

初めて作った布ぞうりが、福ふくぞうり。幸せです!その特徴は、伸縮性のあるジャージ生地を使うこと。ロープは太い10ミリで、内側は2重で4本分が通っていること。また、密度高く編み込むこと。そして、使う人の声を聴きながら、改良してきたことからわかるように、工房の皆さんの「良いものをお届けしたい。」という気持ちがこもっていること。

高橋店長ご夫婦(左)と店長の妹さんの小坂さん

今回、お世話になりました高橋店長ご夫婦(左)と店長の妹さんの小坂さんです。また、お会いできると嬉しいです。