伊藤みちよ×浦賀靜登のこだわりミシン対談 第1回 ミシンの選び方について

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伊藤みちよ×浦賀靜登のこだわりミシン対談 第1回 ミシンの選び方について この春、はじめる・楽しむ ミシンソーイング

人気手芸作家の伊藤みちよさんと、ミシンのプロ・浦賀靜登さんの対談を連載形式で公開!ここでしか聞けない、“目からウロコ”のミシンネタが満載です!

伊藤みちよさんのプロフィール

「シンプルでかわいい」をコンセプトに、愛着を持って長く着られる服を製作。

作品の販売や展示会も好評の人気作家。

伊藤みちよさんのウェブサイト( May Me )
http://home.c07.itscom.net/mayme/

浦賀靜登さんのプロフィール

ウラガ・ソーイング・プランニング株式会社代表。

(財)日本手芸普及協会の顧問も務めるミシンソーイングのプロ。

浦賀靜登さんのウェブサイト(キルトアイ (Quilt-eye) )
http://quilt-eye.co.jp/

ミシンの選び方について

―私は10年位前に、大型手芸店でミシンを買いましたが、どうせそんなに使わないし、縫えればいいやって、3~4万円位のミシンを何のこだわりもないまま買ってしまったんです。セミプロ・プロレベルではない人のミシン選びは、どんな点に気をつければいいですか?

伊藤:やっぱり、あまり使わないという方ほど安いミシンを買われるんですよね。3万位の。

雑巾が縫えればいいとか、通園バッグが縫えればいいとか。もうちょっと、刺しゅうができればいいなって位まで出せば、ある程度のものは買えるんですけれどね。

「そこまではやらないわ」って3万位のミシンを買われると、糸目は飛ぶし、まだ初心者だから技術もないし、ミシンの調節もできないし、ただまっすぐ縫うこともできなかったり…。いろんな要素が融合して、本当に縫うことが嫌いになっちゃう方がすごく多いんですよ。残念ですよね。だから初めて買われるミシンでも、もう少し出していただいた方が使いやすいと思います。

浦賀:値段っていうのはすごく難しいんですよ。

例えば、15万円位のミシンがネットとかでは6万円位で売られていたりしますが、どう考えても無理な値段なんです。それは、15万円のミシンじゃなくて6万円のミシンなんですよ。

テレビなんかがうまいのは「厚い布縫えます」「糸調子しなくてもいいですよ」と言うんだけれど、それは、デモンストレーションで使っている糸と布だからOKなんです。

だから、いざ自分の縫いたいものをやってみたら、縫えない…。

伊藤:うんうん。そうですね。

浦賀:雑巾が縫えればいいってミシンを買うけれど、タオル縫うのなんて難しいですよ。

厚地だし、ループはあるし…。

伊藤:うん、難しい!!

雑巾縫うのは難しいですよー!

浦賀:そういう意味でいうと10万円前後、例えば8万円とか。定価じゃなくて実売値段がその位のものを見て、自分が縫いたいものを2~3種類持ってミシン屋さんに行ってください。そうすれば自分に合ったミシンが決まる。直線だけなのか、刺しゅうなのか、アップリケがしたいのか、ミシンを使って何を作りたいのかが大事です。

そして、お店で実際に縫ってみて、いいなと思ったミシン。それがひょっとしたら19,800円のミシンかもしれない。そうしたらそれを買うべき。自分で縫って納得いったものだったら間違いないから。

もしネットや通販で買う場合は、ちゃんとフォローしてくれるかどうか確認してから買うことが大切ですね。上手くいかなかったときに聞けるところがないと、上手に縫えないまま結局ミシンを使うのが嫌になっちゃって、縫うことが嫌いになっちゃうんですよね。

伊藤:最近は町のミシン屋さんが減って、家電量販店や大型手芸店で買う方が多いと思うんですが、ミシン屋さんじゃなくても、そういうお店ならばデモンストレーションしてる人が必ずいるし、質問にも答えてくれるからまだいいと思います。

雑巾縫うのは難しいですよー!

でもネットの場合は…。私も実は2台ネットで買ってるんです。1台はカバーステッチとロックができるやつを買ったんですけど、壊れたときに持っていく所がない。で、もう一台は有名メーカーの職業用ミシン。長年使っていた有名メーカーだから自分が何とかできると思ったけど、自分じゃ何とかできないことがあったりとか。

私はずっとその有名メーカーの一番いいミシンを使ってたんですよ、30万円位するものを。なので、お店の方も年中来てくださるし、例えば「新しいメモリーカードが出たけどどう?」とか聞くと来てくださったり、常にメンテナンスをしてもらっていたんですよね。

でも今はそうではないものを買ってしまったから、メンテナンスは自分でするしかなくって。ホコリも取っているけど、たぶん取りきれてなかったんですよね。そういう問題がいっぱいある。結局は毎日つかうものだから車と同じで、ちゃんとディーラーじゃないけど、サービスをしてくれる所が必要なんですよ。ミシンって。

だから、ネットでもちゃんとフォローしてくれるっていう評判のあるところ、すぐに送り返してくださいとか、対応をしてくださる所だったらいいと思うんですけど、売って売りっぱなしの所はよくないですね。

あとは結構、工場から直接送られてくることも多いですね。確かにお安くていいんですけど、修理やメンテナンスをしたい時に「どこに出したらいいんだろう?」ってなっちゃう。だから、ちゃんとメンテナンスをしてくれて、使い方を教えてくれるっていう“後ろ盾”があるところで買った方がいいと思います。

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