Vol.5 Madelinetosh(マデリントッシュ)~アメリカの手染めブランド~

Keito 手づくりタウン店

糸のこと

このページではKeito 手づくりタウン店で取り扱う糸についてご紹介します。
第5段はMadelinetoshというメーカーのTosh Merino Lightという糸について紹介します。

Vol.5Madelinetosh(マデリントッシュ)
~アメリカの手染めブランド~

Vol.5 Madelinetosh(マデリントッシュ) ~アメリカの手染めブランド~

Madelinetosh(マデリントッシュ)はアメリカの糸ブランドです。エイミー・ヘンドリックスという女性が、2007年にアメリカ・テキサス州の小さな町バンブルックに設立しました。マデリンというのは意志の強い女性だった、エイミーの曾祖母の名前です。

エイミーは、生まれたばかりの赤ん坊が昼寝していた2005年の夏の午後、久しぶりに編み物をまた始めてみようと考えました。そしてそのための糸を、買うのでなく、自分で染めてみようと思ったのです。カレッジで美術を学んだ彼女にとって、糸がキャンバスであるかのように、思いのままに色を載せてみようと考えたのは自然なことでした。

この夏の午後から、エイミーの生み出す糸はずいぶん遠くまで来ました。生産規模が大きくなっても、マデリントッシュの糸は常に、100%手染めで作られています。その糸は、人工的で均質な色を持つ毛糸とは違う、繊細な色のゆらぎをもっています。エイミーの生み出す色をより多くのニッターに届けられるよう、今では沢山の女性がマデリントッシュで働いています。

Keitoでは、マデリントッシュの様々な糸のなかでも最も人気のあるベストセラー糸、Tosh Merino Light(トッシュメリノライト)の取り扱いがあります。中細の太さで、シングルプライ(単糸)、そして大変肌触りの良いメリノウール100%です。細糸ですがふっくらしていて、輝くような発色と、すばらしい肌触りには定評があります。

今回、このトッシュメリノライトを手に取って体験いただけるよう、シンプルな縄編みを少しだけ入れたカーディガンをデザインしました。
中細糸でカーディガンを?と思うとすこし大変な気がしますが、7号針を使いゆったりめに編むので、思ったほどではありません。太めの針で編むことで、編地はよりやわらかくなり、糸が細いので軽めのウエアに仕上がります。

7本ケーブルのカーディガン

ロングセラーであるトッシュメリノライトは、定番色のほかにシーズンごとの新色も加わります。今回Keitoに入荷の色は全部で19色。豊富なカラーバリエーションの中から、このカーディガンの編み図付きキットは、以下の5色で展開しています。
(なお、ボタンはキットには含まれておりませんので別途ご用意ください。)

Havana(サンプル色)

Havana(サンプル色)
Havana(サンプル色)

さわやかなミントカラーのハヴァナ。キューバの首都ハヴァナにある、スペインコロニアル様式のカラフルな旧市街を想起した色なのでしょうか。

Candlewick

Candlewick
Candlewick

キャンドルウィックはろうそくの芯のこと。深みのあるリッチな黄色で、黄色の少ない手染め糸の中では売り切れることの多い人気の色です。

Moonstone

Moonstone
Moonstone

ムーンストーンは半貴石の名であるだけでなく、月の地平に転がる銀灰色の石を思い起こさせてくれます。少し影のある淡いグレーです。

Nassau Blue

Nassau Blue
Nassau Blue

ナッソーは、カリブ海の島国バハマの首都の名前。暖かなカリブの空と海は、こんなブルーなのかもしれません。

CosmicWonderDust

CosmicWonderDust
CosmicWonderDust

銀河のきらめきが飛び跳ねているようなこの糸は、編んでみると白地に色のポイントがたくさん入る感じになります。シンプルなデザインのカーディガンは、こんな糸を活かすのにも向いています。

マデリントッシュの糸の染色は、微妙な色を実現するために、すべて人の手で行われています。そのため、以下のような特徴があることにご留意ください。

この工程には酢酸(お酢)が使われています。そのため、染めたての糸は、強い酢のような香りがすることがあります。これは一過性のもので、風通しの良いところに置いておけば消えていきます。

カセごとの色がかなり違うことがあります。そのような場合は、1段ごとにカセの違う糸を交互に編むようにすると色が馴染むようになります。

手染めの糸の色の定着は、工業染めより不安定なことがあります。特に赤系の色、濃色は、洗うと色落ちすることがありますのでご注意ください。

Author

Tricoquelicot /鳥古繰子(とりこくりこ)

編み物がインターネットを通じて広がり始めたころから毛糸に目覚め、以来世界中から糸と情報を収集。国内外の編み物と糸の「旬」を追いかけている。

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