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日頃より「テナライ」をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
これまで多くの皆さまにお届けしてきました「テナライ」は、新しくスタートした「CRAFTING」(クラフティング)というサイトに移行いたしました。
地域ごとに多彩な刺しゅうの文化があるハンガリー。トランシルヴァニア地方の刺しゅうも含め、6種類の刺しゅうをご紹介します。
日頃より「テナライ」をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
これまで多くの皆さまにお届けしてきました「テナライ」は、新しくスタートした「CRAFTING」(クラフティング)というサイトに移行いたしました。
ハンガリー南部で発達した刺しゅう。野の花を束ねたような鮮やかな色彩で知られています。刺し始めと終わりの始末、基本的なサテンステッチとアウトラインステッチをマスターしましょう。
【でき上がりサイズ】円形:直径4cm、楕円形:5.5×4cm
幾何学模様を取り入れた図案が特徴のシャールクズ地方の刺しゅう。レンガを積み上げたようなビーボルステッチを学びます。
【でき上がりサイズ】約 縦23×横21cm(持ち手含まず)
Baranya(バラニャ)の刺しゅうで、濃い色の生地に淡い色の糸で刺します。ハンガリー刺しゅうでよく使われる、ハミシュサテンステッチにチャレンジします。
【でき上がりサイズ】約 縦16×横11.5cm(閉じたとき)
バラや鳥の図案が可愛らしいマチョー刺しゅう。2012年にユネスコ無形文化財に指定されました。8の字ステッチは少し複雑ですが、慣れると楽しいステッチです。
【でき上がりサイズ】約 縦13×横14.5cm(閉じたとき)
かつてハンガリー領だったトランシルヴァニア地方(現ルーマニア)の刺しゅうです。麻の生地にルーマニア製の太い綿糸で刺します。太い刺しゅう糸の扱いを学びましょう。
【でき上がりサイズ】約 縦26.5×横28.5cm
ハンガリー南部のシオーアガールド村の刺しゅう。縁にほどこすアイレットが愛らしいドイリーを作ります。
【でき上がりサイズ】約 直径17cm
「ハンガリー」と聞くと、色鮮やかなカロチャ刺しゅうを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。私が実際に現地で習った刺しゅうは、配色、手法、図案などが多彩で、同じハンガリーでも地方ごとに異なる文化があることに驚きました。ハンガリーで手工芸の合宿に参加したときのこと、晴れた夏の日、数人の女性たちが木陰で楽しくおしゃべりをしながら刺しゅうの課題を刺していました。それがまるで映画のワンシーンのようで、今でも私の胸に残っています。ずっと昔から自然に寄り添い、大切に受け継がれてきた刺しゅうたち。そんなハンガリー各地に残る刺しゅうに出会えたことが奇跡のようで、とても幸せなことだと感じます。
今回は数あるハンガリー刺しゅうの中から手法の異なるものを6種類選び、普段の暮らしに使えるような小物に仕立てました。ハンガリー刺しゅうの魅力を少しでもお伝えできると嬉しいです。
刺しゅう作家。ハンガリーの首都ブダペストで3年半暮らした際に、ハンガリー全土の刺しゅうを教えるカロチャ出身のJenei Anikó(イェネイ・アニコー)先生に師事。帰国後は作品制作やワークショップなど作家として活動。著書に『ハンガリーの刺繍』(誠文堂新光社刊)、共著に『彩る 装う 花刺繍』(日本文芸社)がある。
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