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麦わらで作る光のモビール「ヒンメリ」 9月2日に開講する講座を、一足先に「ヒンメリの歴史」とともにお届けします
2019/08/27 00:00
【ヒンメリの歴史】 ヒンメリとは、麦わらに糸を通し作られた幾何学模様が魅力の北欧フィンランドの伝統装飾品です。 基本形は同じ長さの麦わらをひと筆書きのように糸でつないでいくだけのシンプルな手法なので、だれでも楽しめる北欧の手仕事です。 祈りを込めてひとつずつつなげてでき上がる神秘的で美しいヒンメリは、別名「光のモビール」とも呼ばれています。 写真・文/山本睦子
フィンランド伝統の装飾品ヒンメリの歴史は、中央ヨーロッパが起源とされ中世の時代に遡ります。8月~9月に行われていた収穫祭を祝うテーブルの装飾が、ヒンメリの原形とされています。その当時の家は簡素な造りで、お祝いのごちそうが並ぶテーブルにほこりや虫が落ちてこないように食卓の上の天井を大きな布で覆っていました。その端につけられた「麦の飾り」がヒンメリの始まりです。 ヒンメリの語源は、ドイツ語のHIMMELに由来し「天」を意味します。中央ヨーロッパで生まれた収穫祭の様式はスウェーデンを経由して、少しずつフィンランドに広がっていきました。
【文化と共に受け継がれてきたヒンメリ】 アクリル製の管など、新しい素材で作られたヒンメリ
時が移りヒンメリを飾る時期は、キリスト教の広まりと共にクリスマスへと移行し長く定着しています。一時期ヒンメリに適しているライ麦の入手が難しくなったことや、作り手の減少でフィンランドのヒンメリは衰退しましたが、ライ麦以外の自然素材や新しいマテリアルを用いたヒンメリも登場しました。近頃ではモダンなインテリアとして広く認知され、今の時代にフィットする形で「ヒンメリを作る・飾る」文化がフィンランドで生き続けています。 生活雑貨を扱うお店(ヘルシンキ)のクリスマスディスプレイに使われていた、パーツがたくさんついたヒンメリ 山本さんが育てた麦わら
★「山本睦子さんのヒンメリレッスン」は、詳しいレッスンシートと動画で丁寧に解説していますので、初心者の方でも安心してお楽しみいただけます。
9月2日販売開始!
かわいらしい作品から全長50㎝の存在感のある大作までを仕上げる6レッスン。 ヒンメリの魅力を気軽に、たっぷり楽しんでください。