第5回 お題「刺しゅう枠」
2020/10/09 00:00
ステッチイデーの人気連載「ステッチ&トーク」。普段から親交のある刺しゅう作家の西須久子さんと新井なつこさんがひとつのテーマを元にそれぞれ作品を作り、おしゃべりするページです。対談の本編はvol.32の誌面でお楽しみください。ここでは編集担当者を加えた3人でお送りします。
撮影/白井由香里 実用性はなくても夢がある 編集部(以下・編) 対談の本編は教室に持っていくものの話から始まりましたが、刺しゅうの用具は割と小さいものが多いですね。 新井なつこ(以下・新) ハサミとかピンクッションとか、かわいいものも多いよね。海外でも見つけると、つい買っちゃうよね。 西須久子(以下・西) 針を刺す所がすごく小さいピンクッションとか、実用性ゼロなんだけど、かわいいから買っちゃう。  うちにもたくさんありますよ、全然切れないけどかわいいハサミ。もうコレクションだから、切れなくてもいいやと。 西 そういうの見ると、乙女になっちゃうのよね(笑)。  実用性がないものでも、ソーイングケースに入れておきたくなる。「どこで買ったの?」って聞かれることも多いし、私もかわいいものを見たら聞きたくなりますね。 西 夢があるじゃない! 持っていると楽しくなるだけで十分なのよ。 刺しゅう枠の収納  海外だと、すごく安くて実用的な用具もありますよ。台湾でバンブー(竹製)の刺しゅう枠を見つけて…1個80円位だったかなあ。軽くてしなって、使いやすい。  竹製だと、ささくれませんか?  そうなの、使っているうちに表面が毛羽立ってくるから、消耗品。 西 高い道具だからいいという訳ではないし、消耗品と割り切って使うのはいいね。  刺しゅう枠、ご自宅ではどうやって収納していますか? 西 私は布や糸が入っている棚にクリップをはさんで、それをフックがわりにしてかけてあるの。よく使う小さめのものは、手に取りやすい高さにね。  私はカゴにまとめて入れています。1サイズ1個じゃなくて、よく使う大きさのものは何個もある。 西 木製の刺しゅう枠は使い込むとツヤが出るというか、色が変わってくるよね。  そうなると手に馴染んできて、愛着がわきますね。 将来の夢は…  私、昔からポーチが大好きで。将来の夢は巣鴨のとげぬき地蔵で「ポーチ屋さん」を開くことなんです。 西 女の人は袋ものが好きよね~。  私のポーチは全部手縫いなんだけど、いろんな形のポーチを買ってきて分解して、内側がどうなっているのか研究しました。ファスナーのつけ方とか、すごく勉強になった。  ご自身が刺しゅう用具を入れて教室に持っていくのは、やっぱり袋ものですか? 西 そうね、私はやわらかい袋状のものにハサミとか刺しゅう枠とか入れてね。針はニードルブック(編集部注・フェルトをノート状にとじたもの)に刺して、あと印つけペンやトレーサーを入れたペンケースかな。  生徒さんは、箱で持ってくる人もいますね。ピンクッションごと持ち歩くには箱が便利だけど、ちょっとかさばるから大変そう。  刺しゅう糸はどうしますか? 西 その日に使う分をファスナーつきビニール袋に入れて持ち歩いています。  私もそう。でもビニール袋って静電気でホコリを呼ぶから、ずっと同じ袋じゃなくて、こまめに取り替えます。 西 それは、自宅で材料を保管する時にも言えるわね。布でも糸でも入れっぱなしじゃなくて、時々袋を取り替える。  保管する時は防虫剤も忘れずに!
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