手づくりの温かみを感じるネーベルスロイド(白樺細工)は、北欧・スウェーデンの自然との暮らしの中から生まれた伝統工芸です。

文・写真/河内山淳子 (ネーベルスロイド作家)
白樺の森が点在している北欧・スウェーデンの人たちの生活の知恵から生まれた、白樺樹皮のハンドクラフト『ネーベルスロイド』。そのネーベルスロイドに興味を持ち、スウェーデン在住中に白樺職人のブロール・フォシュルド氏からネーベルの下準備から編み方まで教わりました。
スウェーデンの郊外に見かける伝統的な木造建築のファール・レッドと呼ばれる赤い壁の家。

自然豊かなスウェーデンには白樺の森が点在しています。

ネーベルを教わった白樺職人のブロール・フォシュルド氏。

澄み切った奥深い森にブロール氏のアトリエはあります。

白樺樹皮のストックルームは、400年前に建てられた木造家屋。

テナライのレッスンでは、白樺の幹が大量の水分を吸い上げる初夏の1ヶ月間しか採取できない貴重なネーベル(樹皮)を乾燥させた状態で本場スウェーデンから直輸入し、手間ひまかけてテープ状に加工したものを使って、代表的なバスケットやオーナメントを作ります。
ネーベルスロイドは、年月を経て深みを増し、使い込むほどに愛着がわいてくるのが魅力です。柔らかい質感と、白樺の温もりを感じながらネーベルスロイドを多くの方に知っていただけたら嬉しく思います。
★「河内山淳子さんのネーベルスロイドレッスン」は詳しいレッスンシートと動画で丁寧に解説していますので、初心者の方にも安心してお楽しみいただけます。
北欧の森の香りとともに、ネーベルスロイドをお楽しみください!
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