手芸屋さんに行くと、つい予定にないものまで見てしまいます。
布を買いに行ったはずなのに毛糸コーナーで足が止まり、刺し子糸を見ていたら今度はパラコードが気になり出す。手芸好きというのは、案外そういう生き物なのかもしれません。
今回、『CRA-SEW』vol.17にかぎ針ケースのレシピを掲載していただきました。

三つ折りにたたんで、ひもでくるっとまとめるだけ。長方形のパーツ、直線縫いだけで作れるので、ソーイング初心者さんにおすすめです。
編み物人気は本当にすごいです。ソーイングを楽しんでいる方でも編み物が好きという人
は多く、以前Instagramにかぎ針編みの作品を投稿したときも、たくさんのメッセージを
いただきました。
「ソーイングも編み物もやっています」
そんな声もあれば、
「編み物が気になっているけれど、まだやったことがないんです」
という声もありました。
そうか、みなさん意外といろいろな手芸を行ったり来たりしているんだなと思いました。
そこで考えたのが、ミシンで作るかぎ針ケースです。
編み物の道具を入れるケースだけれど、作るのはソーイング。手芸同士のちょっとした掛
け合わせです。もちろん、編み物が得意な方ならケースだって編めてしまうのでしょう。
でも私の場合、それはなかなかの大仕事です。
だったら縫ってしまおう。ミシンならあっという間です。
編む時間は編むことに使いたいし、自分で作ったケースにかぎ針を入れれば、それだけで
編み物の時間が少し特別になる気がします。
今回のレシピでは、布を揃えやすいサイズにしたり、工程をなるべくシンプルにしたりと、
小さな工夫をいくつか入れました。
「作ってみようかな」
と思ったときに、なるべく気軽に取り組んでもらえたらうれしいです。
それにしても、『CRA-SEW』のような雑誌は面白いです。ソーイングだけではなく、編み
物も刺しゅうもパラコードも載っています。本を開くたびに「あれもやってみたい」「こ
れも面白そう」と目移りします。
ひとつを極めるのも素敵ですが、いろいろな手芸を少しずつつまみ食いするように楽しむ
のも悪くありません。むしろ、その寄り道こそが手芸の醍醐味なのかもしれません。
暑い日が続いていますが、夏用の糸で編むのも気持ちよさそうです。涼しい部屋で冷たい
お茶を飲みながら、秋冬に使うものを今から少しずつ編み始める。そんな時間も、なかな
か贅沢だと思います。
そして、その隣にはお気に入りのかぎ針ケース。手づくりの楽しみは、作ることだけでは
なく、作ったものに囲まれて過ごす時間まで続いていくのです。

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