川崎市の障碍者就労支援施設とご縁が出来てかれこれ10数年になる。
親族でこのような施設でお世話になっている者はいるが、運営については全くの門外漢なので理事長職にはかなり抵抗感があったが気が付いたら・・、という流れであった。
利用者さんとの日々のやり取りや行政との連携については、専門スタッフがいるので私ができることは何だろうかと思いをめぐらせた。
「自社を運営してきた中で得た知見で役に立ちそうなことはなんだろう?」
一つは福祉「事業」としての健全な経営とスタッフの皆さんの物心両面の満足度を少しでも高めること。もう一つは、利用者さんたちが日々少しでも達成感が持てるような「仕事」を見つけること。そしてできれば利用者さん、そしてスタッフに手づくりをもっと楽しんでもらい、完成品を買ってもらう喜びも味わってもらえれば、と。
福祉事業は基本的に行政からの規定に基づく補助を土台としてで成り立っており、一般の会社のように良い商品やサービスを提供すれば売上が上がるとは限らない。その中で、スタッフ達のアイデアや思いを尊重し様々な取組が複合的に積みあがってきたことで「ウチらしい」取組みが評判を呼んでいる。
中でも若年性認知症者へのサポート事業は世の中に先駆けて取組みを始めていて、行政・企業への知見提供も行っている。先般、そのサポート事業が評価されNHK厚生事業団から表彰を受けた。
仕事への向き合い方、考え方についても折に触れスタッフと共有している。ともするとスタッフ自身がストレスに見舞われる環境の中で、仕事を通じて人生そのものがより豊かに感じられるようにと考えている。
利用者さんには、当社で扱う様々な手芸アイテムのアソートといった仕事を日々やっていただいている。また、外部からもいろいろな手仕事をいただき、それぞれの丁寧な仕事ぶりは好評である。
スタッフ達もサポートに毎日真剣だ。沢山の工賃がいただけると利用者さん達の達成感は高まり、スタッフもその笑顔で癒される。
スタッフの中にも手づくり好きがいて、当社にある様々な手芸材料をいかして利用者さんたちと手づくりをしながら販売会にも出したりしている。
想いのこもった作品はいつもほぼ完売。買ってもらうことが利用者さんたちの喜びになる。
手づくり、手仕事がこれからもさまざま人々の元気のもとになるような取り組みをこれからも目指していきたい。
※今回、当施設に材料の攪拌、充填作業の依頼をいただいている入浴剤「エプソムCソルト」を皆様にご紹介させていただきます。
【入浴剤「エプソムCソルト」ができるまで】
①硫酸マグネシウムとアスコルビン酸をよく攪拌します
②攪拌した材料を慎重に袋に充填します
③規定の重量になるように微調整を行います
④空気が入らないように注意しながら、袋の口をシーラーで圧着します
⑤検品の上、内箱に詰めた後、出荷準備をします
⑥各工程を丁寧に行い、入浴剤「エプソムCソルト」が完成します。





