慶應義塾大学で編み物のお話をうかがう時代が来るとは
編み物の話を聞きに行く
どうも、小説家にして編み物作家の横山起也です! この「手づくりさんぽ」では横山が散歩をしながら「手づくり」にかかわる様々な人に話を聞いたり、お店やイベントにうかがいます。 皆さまとご一緒に楽しめましたら幸いです!
「手づくりさんぽ」の記念すべき第1回の行き先は、いきなり大学である。
散歩に出ようとした矢先に慶應義塾大学から「編み物記事が年間トップになった!」というお知らせを受けたのだ。 なぜ慶應大学が編み物の記事を…。
さっそく私はてくてくと散歩しがてら、お話を聞きに行くことにした。
大江戸線にのって赤羽橋駅でおりると、東京タワーが見えた。
レトロでいいなあ、東京タワー。心がなごむ。
そこから歩いて10分もたたないうちに見えてきたのは…。
慶應義塾大学である。
門もステキであるが、敷地内に歴史が感じられるものがいくつも残されていて面白い。
しばらく大学内を散歩していると、大学内にあるバーラウンジ「社中交歓 萬来舎」を見つけた。
こんなオシャレなバーがあるのか、この大学には!
店内に入るとすぐ、誰かが声をかけてきた。
- 「横山さん、慶應義塾大学にようこそ! どうぞこちらへいらしてください」
今日、お話を聞かせてくださる慶應義塾広報室の河越英代さんと、慶應義塾大学出版会の川尻大介さんである。
編み物の記事が年間トップに。
お二人にすすめられてラウンジの椅子に座ると、待ちきれないように川尻さんが口を開いた。
- 川尻さん
- 「横山さんもご存知かと思いますが慶應義塾は『三田評論( https://www.keio.ac.jp/ja/about/public-relations/mita-hyoron/ )』という雑誌を出しておりまして」
三田評論とは明治時代から出版されている伝統ある雑誌である。
- 川尻さん
- 「その『三田評論』の去年2025年12月号に編み物をテーマにした記事を掲載したのです。それを『三田評論オンライン』で公開したところ、数日で(『三人閑談』シリーズの)年間トップ記事になってしまって」
なんと年間トップ!
しかも数日で!
あわててパソコンを開いて確認すると
瀬戸社長の登場です!
こんなところで、こんにちは、ですね。
年間トップになったのは瀬戸社長の話の記事だったんですね。
- しかし、びっくりです。
『三田評論』のような、手芸からすると遠い存在に思える雑誌で編み物の記事が年間トップを取るというのは。
そもそも、なぜ『三田評論』で編み物の記事が掲載されたのですか。
やはり、編み物ブームだからでしょうか。 - 川尻さん
- 「そういうわけではなく、一年ほど前にこの書籍を手に入れまして」
と取り出したのは、『編むことは力』(岩波書店)という本だった。
- 川尻さん
- 「読んで『編み物ってすごい!』と思ったのです。それで、ぜひ『三田評論』で記事にしたいと思っていたもので」
- ええっ!ブームだから編み物の記事をつくったというわけじゃないんですね。
それもびっくりです。 - 河越さん
- 「私も編みました」
すると、それまで話を聞いていた河越さんがごそごそと何かを取り出した。
- 編み物じゃないですか!
- 河越さん
- 「実は、記事のために瀬戸社長にお話いただいてから、編み物をしたくなって友人と習いに行ってるんですよ。ちょうど明日、習うのが3回目でこのルームソックスができあがる予定なんですけれど」
- いや、すばらしい出来栄えですよ。河越さんは編み物はじめてなんですか?
- 河越さん
- 「いえ、小さな頃にすこしだけ。あとは私の娘が受験する時に。受験っていろいろと親が待つ時間があって、その時に編んでましたね」
- 川尻さん
- 「そのうち私も編み物するつもりです」
- 川尻さんもですか!それは嬉しいです。
- 川尻さん
- 「先日、瀬戸社長にこの本をいただいて」
- あ、『あみものできた!』だ。
河越さんと川尻さんとのお話は、このあと「編み物ブーム」にまでトピックが広がるのですが…。
そちらは「編み物の記事が年間トップになった話 後編」でお楽しみください!




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