第4回 お題「針」
2020/04/10 00:00
ステッチイデーの人気連載「ステッチ&トーク」。刺しゅう作家の西須久子さんと新井なつこさんがひとつのテーマを元にそれぞれ作品を作り、おしゃべりするページです。対談の本編はvol31誌面でお楽しみください。ここでは編集担当者を加えた3人でお送りします。
撮影/白井由香里 刺しゅう以外にも、おもしろい針が 編集部(以下・編) vol.31本誌の対談ではフランス刺しゅう針、クロスステッチ針のお話でしたが、ほかにもいろいろな種類の針がありますね。 新井なつこ(以下・新) 私、クロバーの「刺し子針」を結構使います。針穴の部分のふくらみが少なくてまっすぐだから、バリオンステッチがきれいに刺せる。針に巻いた糸を抜く時にゆるまないの。 西須久子(以下・西) 刺し子針はちょっと長さもあるしね。バリオンステッチの糸がたっぷり巻けそう。  今回の対談用に資料を集めていたら、以前にクロバーさんからいたいだいたこんなものがありまして…「クロバーニードルコレクション」です。縫い針と手芸針が網羅されています。  なにこれ、すごい! 西 クロバーのあらゆる針が1本ずつ入っているのね。見たことのない針がいっぱい。  だいぶ前のものみたいで、今は発売されていない商品もありますが…。  「デュエット針」っていうの、縦に2つの針穴が並んでる。 西 あら、これ知らない? 2色の糸を通して一緒に刺せるのよ。  針穴が2つといえば「セルフ針」もありますよ。  これは簡単に糸通しができる針ね。穴に糸を通さなくても、上の溝から引き下ろせばいいんだ。 西 刺しゅう用の針ではないけど、便利そうでいいね。こっちは何? 針穴がなくて、片方が細かいギザギザになってる…。  「ほつれ補修針」です。  え~、これいい! ループみたいに飛び出した細い糸のほつれを直せるんだ。 西 洋服をちょっと引っかけちゃったりした時にね。このギザギザにループをからませて、裏に引っ張り出すのね。  これ…流行るんじゃない? ペットのいるお宅なんて、よく爪に引っかけちゃうじゃない。太・細の2本入り。  あの、ほつれ補修針はだいぶ前からある商品なのですが…(笑)。 西 長年刺しゅうをやっていても、まだまだ知らないものがあるね。  では今度は、新しい商品を。クロバーの「サクサクビーズ通し針」です。小さなビーズをたくさん糸に通したい時に使います。  ビーズを筒状のケースに入れたままで使うのね。本当に「サクサク」って感じでビーズが簡単に通せる。楽しい~。 西 これで糸にビーズを通しておいて、刺しゅうをする時は別の針を使うんだ。ビーズを通した糸をコーチングステッチでとめるのにいいね。 愛用のピンクッション  今回、本誌ではピンクッションを作っていただきましたが、普段はどんなピンクッションをお使いですか? 西 私はねえ、新井さんが作ってくれたものを使っています。四角形で大きめの。  底(後ろ側)にマグネットを仕込んであるんですよ。 西 そうなの、それが便利で! 落とした針を拾い集めたり…。  作業途中のものを作品ごとにお菓子の缶にまとめてあるんだけど。ピンクッションにマグネットを仕込んでおくと、ちょっとくっつけておけるんですよね。行方不明にもならないし。 西 外からは見えないけど、ピンクッションにマグネットが入っていると便利ね。  西須先生のピンクッション(vol.31の作品)、すっごくかわいい! 締切前に絶対見せてくれなかったの。 西 今回はぎりぎりになってから作り始めたから。ピンクッションに仕立てる時、中表に合わせて縫ったものをひっくり返すでしょ? リネンがかたいから角がきれいに出なくて。それでまわりによりひもをつけちゃった(笑)。  ピンクッション、小さいですしね。私はこういうものを仕立てる時はまわりのバックステッチの際で折って、外表に合わせて巻きかがりにしています。  ビスコーニュ方式ですね。 西 それ、いいわね! だからこんなに小さいピンクッションができたのね。私も今度やってみよう。
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