基本の縫い方 - パッチワーク 基本のき
レモンスター
8枚のひし形を組み合わせて作る、代表的なスターパターンです。

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1ピースを中表に合わせ、外側は縫い止まり、中心側は縫い切りに縫います。まず、4組縫い合わせ、それをさらに2組ずつを縫い合わせて星の半分を2枚にします。
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24枚を縫い合わせて星半分にしたのがこちら。中央線に定規を当てて直線を引き直します。
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3星半分どうしを中表に合わせ、印から印まで(縫い止まり)縫います。中心を縫う時は、交点がずれないように確認しながら針を入れ、ひと針返し針をして穴が開かないようにします。
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4星ができたら、外側のピースを入れ込みます。一辺ごとにまち針を打ち、Bの裏側を見て縫います。一辺が縫えたら、ひと針返し針をしてもう一辺も縫います。
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5星形の方に倒す方法
B、Cのピースを星形の方に縫い代を倒すと、パターンの星が強調されます。 -
5風車のように倒す方法
縫い代が1ヵ所に3枚集中するので、風車のように縫い代を倒して落ち着かせます。
ログキャビン
西部開拓時代の丸太小屋をイメージさせるパターン。様々な種類があります。


縫う順番
番号順に縫っていきます。

ブロックのつなぎ方
(4つ作れたらこの様につないでみましょう。)
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1キルト綿に鉛筆で対角線を引き、裏布と合わせて周りにしつけをかけます。中心布の表に縫い線を描き、キルト綿の中心に置いてまち針で止めます。
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2中心布と1の布を中表に合わせ、端から端までを裏布とキルト綿も一緒に縫います。縫い始めと縫い終わりはひと針返し針をします。中心布に合わせ、余分な1の布をカットします。
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3中心布に1の布を縫いつけ終わったら、1の布を表に返します。
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42、3、4の布を順番に縫いつけ、表に返します。裏布とキルト綿も一緒に縫うので、この方法はキルティングの必要がありません。対角線上にでき上がっていく正方形のコーナーがずれていないかどうか確認しながら縫いましょう。
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5同様に番号順に縫いつけます。最終段の四隅は表布どうしで縫い合わせ、裏布とキルト綿には縫いつけません。1つのブロックの完成です。
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6ブロックとブロックを縫い合わせます。表布どうしを縫い合わせたら、キルト綿をつき合わせてなじませます。
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7なじませたら、裏布を図のようにまつります。表に返し、はぎ合わせた部分に落としキルトをします。
ドランカーズパス
酔っ払いの小道というちょっと変わった名前のパターン。基本の形から向きや色合いをアレンジしても楽しいですね。


裏から見た図
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1A布、B布ともにカーブ線に合印をつけて裁断します。カーブ線は5mm、直線は7mmの縫い代をつけます。カーブ線は縫い代をふつうより少なめにし、合印をつけて細かい針目で縫うのが、きれいに仕上げるポイントです。
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2A布とB布を中表に合わせ、端から中心の合印までまち針を打ちます。
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3合印のところまで、できるだけ細かい針目で縫います。縫い始めも縫い止まりも縫い切りです。
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4続けて残りのカーブ線にまち針を打ち、同じように縫います。
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5縫い代を切りそろえ、縫い代は布の濃淡にかかわらず、丸いカーブのA布の方に倒します。
ドレステンプレート
イツのドレスデン地方のお皿をモチーフにしたというパターン。様々な色合わせを楽しみましょう。

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1縫い代は、A布(花びら)は7mm、B布(花芯)は5mmつけます。縫う前に花びらのピースを環状に並べて色合いや配色を見ます。
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2図のようにA布の花びらを中表にして縫い合わせ、縫い代は一方方向に倒します。
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3環状に縫い合わせたら型紙をあて、でき上がり線に案内線をうすく引きます。 花びらの外側の案内線のところを折ります。
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4裏側からアイロンをかけます。
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5花芯の縫い代をぐし縫いして、中に型紙を入れて絞り、アイロンをかけます。
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6土台布に花びらを置き、しつけをかけて奥たてまつりでアップリケします。花芯の型紙をはずし、花びらの中心にアップリケをします。
バスケット
持ち手がアクセントのバスケットモチーフ。様々なデザインがある人気のパターンです。


裏から見た図
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1図の1~6の番号順に縫い合わせ、グリーンの矢印の方向に縫い代を倒します。縫い代は原則として濃い布の方に倒しますが、状況に合わせて目立たせたい布の方に倒すことがあります。
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26を縫う前に、持ち手をつけます。持ち手のでき上がり線に印をつけ、内側はぐし縫い、外側はアップリケをします。
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3最後に5、6を縫い合わせます。縫い代の倒し方は、裏から見た図を参考にしてみてください。
ヨーヨーキルト
円形の布をぐし縫いして作ります。ポイントととして使っても良し、沢山つなげても良し。簡単で可愛らしく仕上がるパターンです。

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1縫い代5mmをつけて布を裁ちます。縫い代を裏側に折りながら粗くぐし縫いします。ぐし縫いした糸を引いて、均等にギャザーを寄せます。
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2ギャザーの谷間に入れるようにして玉止めをします。針をギャザーの中に入れて玉止めをかくすようにして糸を切ります。
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32枚を中表に合わせて巻きかがりで縫い合わせます。巻きかがりの始めと終わりは返し縫いをし、結び玉はヨーヨーの中に入れます。
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41列を横につなぎます。2列、3列と列ごとにつないでおきます。1列と2列を中表に合わせて列と列をつないでいきます。