
ジャンルを越えて広がる“つくる”楽しさ―
服づくりへの憧れ、編み物への挑戦、作品に宿る思いやり
撮影の合間、スタジオのラックに並んでいた洋服作品を手に取り、「わっ、これ素敵。すごい、裏の処理もきれい……」と感嘆の声。縫い目の処理や細部まで確認するその視線は真剣そのもので、服づくりの経験がないとは思えないほどでした。
「実は、“服作り、やってみたいな”って気持ちはあるんです。でも、まだ手が出せていなくて。今のところは、って感じですけどね」 この“今のところ”という言葉が、なんとも印象的でした。
未来のことはまだわからない。でも、気持ちが変わるかもしれない可能性をちゃんと信じている。 そのふわりと開いた姿勢が、うさんこさんの作品に漂うやさしい雰囲気にもつながっているように思えます。
編み物にも挑戦中
ミシンソーイングを中心に活動されているうさんこさんですが、最近は編み物にも挑戦中とのこと。
「まっすぐ編むだけでも、達成感がすごいんですよ。それに“形になる”って、やっぱり楽しい。手を動かすと、頭も整う感じがして好きなんです」
そう語りながら、撮影の合間にバッグからそっと編みかけの毛糸を見せてくれました。 ジャンルを越えて、ものづくりをまっすぐに楽しむその姿が、とても印象的でした。
津田蘭子さんと一緒に「あみものできた」にも挑戦してくださいました!
あみものできた! 第2回の記事は >>こちら
丁寧なまなざし
終始にこにこと作業を進めているように見えるうさんこさんですが、 ミシンの針目や布の角度には驚くほど繊細に目を配っていました。
「撮影だからって、いつもより丁寧に作業しちゃったかも。よく見せたくて」 と照れながら言う一方で、「普段はもっとルーズに作ります」とも。
その“よく見せたい”という気持ちには、視聴者や読者への思いやりが詰まっていて、作品に自然とにじみ出ていました。
CRA-SEW vol.15の誌面で
うさんこさんのポーチ作品には、つくる時間そのものを楽しむ気持ちがやわらかく宿っています。 撮影現場に流れていたあのあたたかな空気を、そのまま誌面でも感じていただけるはずです。
CRA-SEW vol.15は 12月9日(火)発売!
ぜひ誌面で、その雰囲気を味わってみてください。

うさんこさん
YouTubeでハンドメイドレシピを発信するクリエイター。きっちりは苦手、自分に優しく、無理しない“ものづくりのお調子者”。好きな言葉は「まぁ、いいっか」。テレビ出演や雑誌掲載の実績もあり、手芸を通じて、日常をちょっと豊かにするアイデアやライフハックを発信している。
著書
- 「YouTuberうさんこチャンネルのまぁいいっか!ハンドメイド」(ブティック社)
- 「YouTuberうさんこチャンネルのちゃっかりハンドメイド」(ブティック社)
- 「YouTuberうさんこチャンネル 必死さゼロの通園通学グッズ」(ブティック社)
CRA-SEWvol.15 撮影の裏側










