小関鈴子のマイキルトヒストリー

キルト人生を一冊に。
色と時間が紡ぐ、唯一無二の作品集

小関鈴子のマイキルトヒストリ

キルト作家として長年活躍してきた小関鈴子さん。カラフルでモダンな色使いと、かわいらしさを併せ持ち、多くのキルターたちに支持されてきました。その小関さんがこれまでに作り続けてきたキルトが一冊の本にまとまりました。時代と共に変化し進化していく小関さんのキルトストーリーを覗いてみましょう。

原点はアンティークキルトの復刻から

原点はアンティークキルトの復刻から

最初に原宿のキルト教室で作ったキルトは、アンティークキルトの復刻でした。何よりも大変だったのは、近い色の布を探すこと。当時はまだパッチワーク用の布はあまり売られておらず、自分で布を染めるなどして苦心したそうです。

自分の色で表現する――転機となった一枚

自分の色で表現する――転機となった一枚

基礎を学んでいくうちに、次第に自分の配色で表現したいと思うように… この転機となったのがこのキルトです。青と黄色の色合わせが当時は斬新だったそうです。

作品とともにたどる、キルトづくりの変遷

作品とともにたどる、キルトづくりの変遷

一冊を通して小関さんのキルトづくりがどのように変化していったのかがわかります。ところどころ当時のスナップ写真を交えながらご紹介しています。

完成の奥にある、豊かな時間

完成の奥にある、豊かな時間

誌面では豊富な写真とそのキルトにまつわるお話を中心に展開しています。一枚のキルトが完成するまでにはさまざまな試行錯誤が繰り返されていることが分かります。

小関鈴子

最後に小関鈴子さんからのメッセージです。(本誌「はじめに」より抜粋)

パッチワークはまさに時間のパッチワークです。ちょっとした時間でも続ければ進みます。小刻みな時間の積み重ねです。一枚のキルトを作り上げるのにはすごく時間がかかりますが、だからこそ一枚一枚を大切にして欲しい。

私がこれまでに作り続けてきたキルトをはじめて一冊の本にまとめました。時代とともにデザインや技術、取り巻く環境も変わり変化してきたと思います。それでも変わらないのは、布が好き、配色が好き、キルトが好きということ。皆さんと一緒に私のキルトヒストリーをたどってみたいと思います。

小関鈴子のマイキルトヒストリー

小関鈴子のマイキルトヒストリー

著者:小関鈴子

2,420円(税込)

  • [発売日]2025/12/24
  • [ISBN]978-4-529-06503-0

「小関鈴子のマイキルトヒストリー」「鷲沢玲子のマイキルトヒストリー」出版記念作品展開催

2025年12月24日に発売予定の「小関鈴子のマイキルトヒストリー」「鷲沢玲子のマイキルトヒストリー」の2冊同時出版を記念して作品展を開催します。

  • 会期:2026年1月29・30・31日
    AM10時~PM5時まで(最終日4時まで)
  • 場所:CRAFTING ART GALLERY
    中野区弥生町5-6-11 ㈱日本ヴォーグ社2階
  • 内容:「小関鈴子のマイキルトヒストリー」と「鷲沢玲子のマイキルトヒストリー」の出版を記念したキルト作品展。掲載のキルトなど多数展示。小関鈴子La clochette、鷲沢玲子キルトおぶはーとのショップブースもあり。
  • ★1月29日の13時から鷲沢玲子先生、小関鈴子先生のスペシャルトークショー開催決定!

  • 会期中毎日サイン会を開催します。(各30分限定)
  • 鷲沢玲子先生 14:00~
  • 小関鈴子先生 14:30~

  • 入場料:無料

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