芸能界引退から30数年。
家族や友人を思いながら針を運び、コツコツと作り続けた作品たちが初めて一冊に。
見た目の美しさだけじゃない、ページの奥から伝わってくるのは、暮らしと愛の記録でした。
かつて一世を風靡し、21歳で芸能界を引退した三浦百惠さん。 その後、表舞台を離れて選んだのは、「家庭」と「手づくり」のある暮らしでした。
キルトに出会って30数年──人生の半分以上をキルトづくりに捧げてきた三浦百惠さん。「大切な家族のために、何かしたい」そのひと針はとてもシンプルな思いから始まりました。時間を丁寧に紡ぎながら、日記のように綴ったキルトの数々は、人を思う愛に満ち溢れています。
子どもや家族、友人のために手がけた温かく微笑ましい作品から、キルトクリエイターとしての独自の世界観が光る斬新な作品まで、多彩なキルトを収録。一針一針に込めた想いは、読む人の心にもそっと届くはず。
著者が還暦を迎え、「今、創り出せる幸せに感謝をこめて」届けられたこの一冊には、手づくりが人の心を豊かにすることを教えてくれる、そんな力があります。
自分のペースで「誰かを思って、丁寧に作る。」そんな暮らしの尊さにそっと気づかせてくれる、“つくることの喜び”が伝わってくる一冊です。
