ミシンのしくみ ミシン針と糸について

糸の素材と番手について

糸の素材はポリエステルやコットン、絹などさまざま。布と糸の素材を合わせることが理想ですが、ポリエステル糸はどんな素材の生地にも合い、色数も豊富なのでおすすめです。

布地・糸・針の関係

布地の厚さに応じて、糸と針を使いわけましょう。細い針で厚地を縫うと針が折れる原因にもなります。また、糸は番手が大きくなるほど細くなり、針は番手が大きくなるほど太くなります。

薄地(オーガンジー・ボイル) ミシン糸:90番 ミシン針:9番

普通地(シーチング・ブロード・オックス) ミシン糸:60番 ミシン針:11番

厚地(デニム・コーデュロイ) ミシン糸:30番 ミシン針:14番

ミシン針の種類

ミシン針の種類

ミシン針には「平針」と「丸針」があります。家庭用ミシン針では「平針」が使われており、取りつけがしやすいように柄の部分の一方が平らになっています。
家庭用ミシンで一般によく使われるのは9番、11番、14番の太さの針です。ただし、同じ番手でも針先がわずかに丸くなったニット専用の針もあるので、間違えないようにしましょう。

ミシン針の交換の仕方

針の交換の仕方

針の交換時には必ず電源を切り、プーリーを手前に回して針を上げておきます。左手で針を持ち、右手でねじをゆるめ(または専用ドライバーを使用)、針を下に引いて外します。
家庭用ミシン針は針の平らな部分を奥側に向け、しっかり差し込んでからねじをしめます。

ミシン針の交換の目安

針の交換の目安

ミシン針の平らな面を板などの平らな物に当て、針先までの隙間が均一に見えればOK。
針先が曲がっていたり、つぶれていたら、糸切れや目飛びの原因となるので交換しましょう。
条件の違いにもよりますが、ボビンを5~6個使った頃が針の交換の目安です。針をチェックしてみてください。
針は消耗品です。常にきれいな縫い目を希望される方はなるべく早い針の交換をおすすめします。