糸と棒針の持ち方 ─ 棒針編み

糸をどちらの手に持つかで、フランス式とアメリカ式があります。いずれの持ち方でも、結果的には図(正しい編み目の状態)のようになるように編みます。
人差し指は糸のゆるみを調整する大切な役目をします。
最初はぎこちないかも知れませんが慣れれば楽しいニッティングライフを送ることができます。

【正しい編み目の状態】

表目・裏目

フランス式

糸を左手の人差し指にかけて編む方法で、10本の指が無駄なく、合理的に動きますのでスピーディーに編めます。初めて編む場合はこの方法をお薦めします。

フランス式の棒針の持ち方は、右手の親指と中指で針先を持ち、薬指・小指を自然に添えます。
人差し指も針に添えますが、棒針の先の出具合を調整したり、端の編み目を押さえて棒針からはずれるのを防ぎます。編み地は手のひら全体で持ちます。

糸と棒針の持ち方 フランス式
糸と棒針の持ち方 フランス式

アメリカ式

糸を右手の人差し指にかけて編む方法です。多少糸の引きが強くなる面がありますが、編み目は比較的きれいに揃います。

糸と棒針の持ち方 アメリカ式
糸と棒針の持ち方 アメリカ式

かぎ針の持ち方

かぎ針編み・レース編みの時だけでなく、棒針編みの時にも鎖編みの作り目や引き抜き編みなどで使います。親指と人差し指で軽く持ち、中指を添えます。

かぎ針の持ち方

参考図書「基礎シリーズ 新・棒針あみ改訂版」 日本ヴォーグ社刊